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2009.03.29 夢行き。蜜
バスが出発した。

切ないのか。

夢に期待を抱いているのか。

不安なのか。

空は濃紺。

遠い地ではないけど。

決して近くもないけど。

通り過ぎる光の線たち。

ヘッドライト。

信号。

トンネル。

遠くに見える街。

狭い硬い座席で。

何を思っているかな。

寂しいのか。

怖いのか。

楽しみなのか。

鼻を掠める

隣の席の人の香水。

私の好きな香水。

車内の暖房が暑苦しくて。

狭苦しくて。

夢へ向かうには

ちょうどいい。

誰も待っていない地へ。

私は。

荷物は少し多め。

置いてきたものもある。

見送りは3人。

マミー

おばあちゃん



みんな努めて

ドライに振る舞って。

きっとみんな

一人だけで泣くだろう。

不思議と眠気もおこらない。

帰りたいのか。

しがみつきたいのか。

手にした夢への切符には

最後まで

送り届けてもらうつもりだ。

感傷にひたりたいだけ。

今だけは。

笑顔もない。

涙もない。

ただ少し

切ないだけ。

どこかを去ることは

どこかへ向かうことだから。

今から行くところは

これまでのように

優しくはないよ。

でもね

私の夢を試すには

ちょうどいい。

私は今

夢行き。
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